azusa_nandii2007-07-11

雨ばかりなので、自慢の愛車(MTB)で通勤できません。

読みたかった本が溜まってる状態だったので、
雨を利用し、通勤電車でここぞとばかりに読みあさっております。

ここで1冊ご紹介。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(本谷 有希子:著)
読み始めは、著者の本谷有希子さんが、演出家・劇作家ということもあり、
描写が詳細すぎて、こちら側に風景を想像させる余地がないなあ・・・などと、まあ偉そうに読んでいたのですが、
これが、後半に読み進めるうちに、引き込まれる、引き込まれる!
いやー、あっという間に読み終わってしまいました。

これから読む方もいるかと思うので、あらすじ的なことは避けますが、
姉のこのキャラとその周りの人というものを<小説にして・成り立たせている>ことに、まず、すごいなぁと。
何かが起こったとか、そういう起承転結みたいなことではないと思うんですけどね。
まあ、読んでみてほしいです。

そして、このカバーがいいですね。大好きな山本直樹さんですね(漫画家)。もうこの時点で手に取ってしまいますね。
さらに、映画化されていますね。本を読んだら観てみたくなりました。
まだ観ていないですが、個人的には<サトエリ>はピッタリじゃないかと。

時間があれば観に行きます。
そして、雨の間中、本読みます。

※ちなみに山本直樹さんで好きなのは『テレビばかり見てると馬鹿になる』『安住の地』ですw