どうもありがとう

一週間って早い。

めずらしくバタバタと仕事をしていたら、いつのまにか一週間経っていた。
ちょっとこういうの寂しいなあ。
でも、火曜は給料日だし、うれしいなあ。
いつだって気持ちは複雑なものです・・・。

もう梅雨もおわりなのか?
本を読む時間も減るだろう。

ぐるりのこと』梨木香歩:著)
馬事公苑TUTAYAには六本木のようにスタバが併設している。
おかげで「オマエ、1日中いるだろっ」みたいなギャルが
雑誌を山積みにして、けだるい感じに屯してる。

そんな中ウロウロしていたら、なんだかタイトルに惹き付けられて
手にとったのが、『ぐるりのこと』だった。


梨木香歩さんの本は初めて読んだ。
初めてなのに、なんだか懐かしいような(小学校の国語の教科書を思い出す)
不思議なくらい、体にすっと入ってくる文章。

エッセイで、自然と涙がでたのは初めてのことだった。
この本を読んでる間、誰かに守られているような
優しい気持ちになれた気がする。

まずは自分のすぐ身の回りのことを見れるようになろう、と思えた。
そして、自分で考える・自分で決めるという当たり前のことに
いまさらながら、力を感じた。
もしかしたら、それが出来れば、私はもっと強くなれるのかもしれない。

                                                      • -

西の魔女が死んだ梨木香歩:著)
ちょうど「ぐるりのこと」を読んでいるとき、
日経ウーマンを読んでいたら、おすすめの本として、「西の魔女が死んだ」が載っていた。
「ぐるりのこと」を読み終わったらこれを読むぞ、と決めて、
間髪いれずに読み出した。(すぐに本屋に行き購入、鞄に入れておいた)


読み出すととまらない。
これもまた、自然と体に入ってくる。
おそらく途中から私は、「まい」(主人公)になっていた。


梨木香歩さんの根本は「ぐるりのこと」でも「西の魔女が死んだ」でも、
一環していて、そのこと自体が私にとってはありがたく、
なにか悩みの一つが解決したような気持ちになった。


                                                      • -

なんだかとっても本に助けられた一週間だった。
日々、具体的ではないにしても、
なんだかよくわからない罪悪感をかかえているが、
それをゆるめてくれた2冊だった。

こんなことはもう何年も何度も思っていることだが、
「もっと本読もっ!」っておもった。w

今年の梅雨はなかなかよかった。