創造?

いつのまにシネキタじゃなくなったの?

急に仕事したくなくなったので、シネマアートンへ。
最終日だったこともあり、あの小さな空間にかなりの人。


「カメラになった男―写真家 中平卓馬を見てきた。
(見ることを勧められているような気がしたのだ...勝手に。)



人間って、記憶が無くなったりすると、
誰もが無くなった記憶に対して固執してしまうのだろうか。
忘れてしまった記憶、を忘れることは不可能?
それは本人が、というより、周りがなのかもしれないけれども。


私が記憶を失っても、自分自身が本質的に困る事は何もなく、
問題は、世間体なのだ。


画面の中の散らばった沢山のポジを見て、
うん、確かにこれは「創造」ではないな、と思った。


フワフワ浮遊するように歩く後ろ姿に
何か懐かしいものを感じた。


カメラになった男―写真家 中平卓馬

監督・製作・編集・撮影・録音・整音・字幕:小原真史
2003年/日本/91分/カラー/DV