小笠原 中編:父島上陸

2日目 6/20 ―父島上陸。
乗っていた人が全員降りるのだから当たり前だが、
到着直後の二見港はものすごい人の数。


とりあえず、宿の名前の看板前に集合し、車で送迎。
6帖くらいの一人部屋なのだが、ベットが3つもあった。
どれに寝るか迷う。


荷物を置いてから昼食を食べるため、近所を散歩していると、
普通に生協があったので、パンを買い、目の前のビーチで食べた。
多分普段食べたら「まずい」部類のパンだったが、
ローケーションのおかげでとても美味しく感じた。(単純)


昼食後、島内プチ観光のツアーに出る。


まず、三日月山展望台(通称:ウェザーステーション)へ。

夕日を見るベストスポットとのこと。
そして春先には、ここからザトウクジラのブロー(!)が見られるらしい。

うーん、見たい・・・。


ここで、3日間一緒にスキンダイビングをするメンバーと自己紹介が始まる。


ガイドはよっしー&みなちゃん
のちに私のバディとなる還暦のペペさん、
嫁姑で来ていた、おかあさん&マリさん、
営業ノリのオサムちゃんと、唯一年下のトモくん
と私で、計8人。


みんな普通に良い人でちょっと安心。


次に長崎展望台へ。

▲「テリハハマボウ」は小笠原の固有種。黄色の花がステキ。



▲父島にもいたるところに戦跡が。これは当時海を照らしていたライトらしい。



▲例えば三日月山の方を太平洋側とすると、長崎展望台は日本海側な雰囲気で荒々しく格好良い。


さらに南下していくと、電波望遠鏡「ベラ」が!

▲でかい。とにかくでかい。そしてたまたま係の人が居て動かしてくれたんだけど、
予想を裏切る動きの早さにびっくりした。


夕方に宿へ戻り、船で仲良くなった女の子2人と一緒に、
夕日を見にもう一度「ウェザーステーション」へ。


あまりの光景に皆、無言。
写真に撮るとそういうのって分かんなくなっちゃって悲しい。


こんな夕日の中でクジラのブローが見れたりしたら、
なんにも要らなくなってしまいそうだ。


一日目にして「もう一回クジラの季節に来よう!」と決心。


戻って夕飯を食べた後は、
ツアーメンバーと星を見に出かけた。


「月」が海から上がってくるところは
月に二度しか見れないらしいのだが、
ちょうどその1日に当たり、真っ暗な水平線から
月が朝日のように上がり、海に「月の道」が出来るところを見ることができた。


前日が満月だったこともあり、本当に明るくて、
月が上がりきってしまうと周りの星は残念ながら見えづらくなる。
代わりに、大きな天体望遠鏡土星を観察。


土星の輪っかがウソみたいにキレイに見えた。


月の強いパワーを浴びまくったので、
次の日の海に体力を残すべく、
昼間に出来た友人達の飲みの誘いは断り、
上陸1日目は早めに寝ることに。


やっと揺れてないところで寝れる。
地面が揺れないって良いな、と実感した夜でした。


後編へ続く。